社員が辞める本当の理由

しばしば、事業主から「社員が辞めた」と報告を受ける。そんな時、私は必ずその理由を訊ねてみるのですが、その話しを聞いて納得できることは極端に少ない。
それは、事業主自身も従業員が述べた「辞める理由」について納得していないか「嘘」と見抜いているからでしょう。もう一つ私が納得できない理由は、事業主は従業員が辞める原因は「従業員自身にある」つまり「従業員の能力、性格、適性、人間性」などの問題であると結論付けていることです。もっと極端で短絡的表現をすると「会社には全く問題はなく、辞めた社員の方に全ての問題がある」と考えているように聞こえてしまうからです。
従って、私の心に「そうではないでしょう。会社(職場、上司、経営者)側にも、何か社員が辞める原因を作っているんじゃないですか?」という疑問がふつふつと起こってくるのです。
相手を責める方が楽ですし「自分に非があるとは認めたくない」と言う気持ちも分らない訳でもないのですが….辞めて行く社員は「辞める本当の理由など言わない」ものなので、自戒の気持ちを持って「社員が辞める本当の理由」を探査する必要があるように思います。
そうしなければ、人材が定着する会社(職場、上司、経営者)を作ることはできないのではないだろうかと思うのであります。適切な例えとは云えないですが「穴の空いたバケツで水を汲むような愚かな人はいないだろう」…..中小企業の事業主には、同じ過ちを繰り返すのだけは止めて頂きたいと思うのであります。
人材の枯渇する時代が、目の前まで迫って来ているのですから、人材が定着する企業づくりに取り組んで頂きたいものです。

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